LGの31.5インチディスプレイ「32UN880-B」と、同じくDELLの31.5インチディスプレイ「U3219Q」両方を試す機会があったので、比較レビューです。
目次
今回、モニター選びで重要視していた要件
解像度は4K
以前からDELLの4Kモニター P2715Qを愛用していたため、今回も4K解像度のものを探していました。
最終的にはトリプルディスプレイの構成にしたかったので、マシンへの負荷を考えると、4K×3枚くらいが現実的だろうと判断しました。(5Kだとマシンの負担が増えるうえ、若干オーバースペック感もあるかなと)
ディスプレイのサイズ
サイズは32インチくらいがベター。
43インチだとデカすぎ、自分には合わないと判断。35インチくらいが理想的かもしれないけど、需要がないのか、あまりこのサイズ自体がないんですよね。
画素密度は150ppiくらいは欲しい
ノート型MacのRetinaディスプレイに慣れているので、個人的には150ppiくらいは欲しいです。「LG 32UN880-B」と「DELL U3219Q」のスペック欄などに記載されている画素密度は140ppi。
過去の経験や店頭で確認した他のモニターから、140ppiはギリギリ耐えられると判断しました。(140ppiを下回ると文字のギザギザ感などが耐えれられない気がします)
それから、「DELL U4320Q」の画素密度104ppiは実物を見たけれれど荒すぎて、個人的には無理でした。
USB-C出力対応
最近はUSB-C一本で映像出力できるものが主流になってきているので、これから5年以上は使うことを考えこの仕様のものが良いだろうと考えてモニター探しをしていました。
USB-CケーブルでのMac本体 給電機能(PD / Power Delivery)もあると便利だけど、まぁこれはなくても個人的には問題なし。
参考までに「LG 32UN880-B」と「DELL U3219Q」はどちらもUSB−C給電対応で、「LG 32UN880-B」が60W、「DELL U3219Q」が90Wに対応しています。
MacBook Proの画面に色味が近いこと
これも非常に重視した点で、最終的にどちらを使うかの判断に最も影響があった点です。
サイズ、画面の色味を比較
液晶パネル部分のサイズは、写真をご覧いただければ分かるかと思うのでうが、面白いくらいに近かったです。(左がLG、右がDELL)
どちらも狭べゼル(狭縁)を採用していますが、LGは下のベゼル(ここは写真に写ってなくてすいません)がDELLのそれよりも大きめ。ベゼルだけで言えばDELLの「U3219Q」の方がスッキリしていて好みでした。
次に色味。はじめLGの「32UN880-B」は赤やその他の色味がドギツく感じましたが、Mac側のディスプレイ設定から「ハイダイナミックレンジ」をオフにしてやると、一気に色味MacBook Proに近く。
さらにモニタ側で微調整をすると、よりMacBook Proに近い好みの色味になってくれました。
DELLの「U3219Q」は色々とモニタのカラー設定をいじりましたが、どうしても青・緑みがかった色合いになってしまい、僅差でLGの「32UN880-B」の方がMacBook Proに近い色合いになりました(あくまで僕の使用環境では、ですが)
(あと補足ですが、DELLの「U3219Q」はHDR対応ではありますが、Mac側のディスプレイ設定箇所には「ハイダイナミックレンジ」は表示されていませんでした。)
個人的により気に入ったのはLGの「32UN880-B」
どちらにも良い点悪い点があり、総合点では正直ものすごく悩みましたが、DELLの「U3219Q」は最終的に色味がどうしても気になるなぁと結論付けました。
僕のような条件でモニターを探していて、できるだけ色味をMacBook Proに近づけたい、という方。さらにDELLのU3219Qと迷っているという方がもしいらっしゃったら、LGの「32UN880-B」のほうを買った方が幸せになれるかもしれません。