結論からいうと、『Anker PowerPort Speed 1 PD30』(以下Anker PD30)があれば、15インチ型MacBook Pro、13インチ型MacBook Proを、充電しながら使うことが可能です。
つまり、「15インチ用 Apple 87W USB-C電源アダプタ」「13インチ用 61W USB-C電源アダプタ」の代替品として使用できるわけです。
目次
Anker PowerPort Speed 1 PD30って?
手の平とのサイズを比べてみてください。ご覧の通りの小ささです。
Apple純正の「高い・デカイ・重い」3拍子が揃った純正電源アダプタを、もう持ち歩かなくて良い、そんな素敵な時代がやってきそうです。
(ちなみにAnker PD30と13インチ用 61W USB-C電源アダプタは、サイズはほぼ同じで、Anker PD30の方が89g軽量)
折りたたみ式プラグで、持ち運び時に他の荷物に傷をつけたり、プラグが曲がったりしにくい様になっています。出っぱなしのプラグって何気にストレスになるので、助かります。
仕様が記載された裏面。つや消しの本体に、文字色も上品でさりげないのが良いですね。
純正アダプタとの比較
価格
まずPD30が際立っているのは、その価格。
87W USB-C電源アダプタ MNF82J/A | 8,424円 (税込) |
61W USB-C電源アダプタ MNF72J/A | 7,344 円(税込) |
Anker PowerPort Speed 1 PD30 | 2,299円(税込み/執筆時Amazon) |
※記事更新時の価格です。タイムセール時には、1,839円で購入できる時もありました。通常時の価格は2,000円〜2,300円前後のようです。
15インチ用87WとPD30なら、差額は6,125円。13インチ用61WとPD30なら、差額は5,045円となります。
Anker PD30のコスパが非常に高い事が分かります。
重量とサイズ
重さを比べてみます。
87W USB-C電源アダプタ MNF82J/A | 約295g |
61W USB-C電源アダプタ MNF72J/A | 約190g |
Anker PowerPort Speed 1 PD30 | 約101g |
Anker PD30が圧倒的に軽いと言えます。
特に87W電源アダプタと比較すればほぼ1/3の重さです。
サイズに関しては、15インチをお使いの方はご存知の通り、87W電源アダプタは本当に持ち歩きには適さない大きさです。
また、冒頭でも記載した通り、Anker PD30と13インチ用 61W USB-C電源アダプタはサイズはほぼ同じですが、PD30の方が89g軽量です。
Anker PD30の、気をつけたい点
実際に僕が2017年モデルのMacBook Pro 15インチにPD30で充電を行い、Chrome、テキストエディタ、Photoshopを立ち上げて使用するような使い方をしたところ、問題なく充電が行われました。
また、使用しながらでも充電%の数値は上がっていったので、単なる“延命”措置にとどまらないのは非常にありがたいと思いました。
これだけ見るとAnker PD30がベストアンサーのようにも見えますが、PD30にも弱点(リスク?)はあります。
(1)まず、純正のアダプタよりも充電スピードは遅いです(30Wなので当然ですが)。
(2)また、Anker PD30はモバイルバッテリーで数々の実績を持つAnker製で、急速充電Power Deliveryにも対応しているため、信頼性は非常に高いと言えます。ですが、あくまで使用は自己責任な点が挙げられます。
万が一Anker PD30が原因でMacBook Proに異常や故障が発生した場合は、メーカー1年保証やAppleCareの適用を受けられない可能性が高いと考えられます。
(3)これは純正電源アダプターでも言えることですが、「USB-C to USB-Cケーブル」は別売りです。Power Delivery、30W以上に対応した「USB-C to USB-Cケーブル」を購入しましょう。
まとめ。Anker PD30はこんな人におすすめ
- とにかく安く15インチ・13インチ用に予備の充電アダプターがほしい人。
- 15インチの電源アダプタのサイズ・重量に不満があり、持ち歩きたくない人。
- 13インチの電源アダプタの重量に不満があり、持ち歩きたくない人。
- 純正電源アダプタでなくても、Ankerだから大丈夫と思える人。
- 電源アダプタは外では頻繁には使用しないけど、いざという時用にカバンには入れておきたい人
上記に当てはまる人であれば、もう重たくて無駄に大きい純正電源アダプタを持ち歩く必要はなくなります。