iPad

タナボタ的、12.9インチiPad Proは「実際こう使ってます」

iPad Pro 12.9インチ フル装備(Apple Pencil、Smart Keyboard Folio)

「それ、大きい方(iPad Pro 12.9インチ)ですか?」
「そんな大きいiPad、実際どんな風に使ってるの?」
「重くなってまで大きいほうを使うメリットってあるの?」

最近こういった質問をいただくことも少なからずあるので、僕のiPad Pro 12.9インチの使い方を記したいと思います。

リアルな、僕のiPad Pro 12.9インチの使い方

10.5インチのiPad ProやiPad Airとか、11インチのiPad Proとのスペック比較なんかは、他に優れた解説サイトさんはいくらでもあります。

そういうのは他所サイト様に譲るとして、ここでは僕自身の12.9インチ iPad Proの実際の用途を書き出してみたいと思います。

外注さんへの指示出し、納品物の確認、進捗管理

このタナボタ以外にも、いくつか運営しているブログの記事は、記事執筆を外注ライターさんにお願いする場合があります。

そのやりとりの際、iPad Proの12.9インチモデルはこれ以上ないくらいに適役。

Split Viewで、画面左半分ではSafariやChromeといったブラウザを開き、右半分の画面ではメモアプリを起動して外注さんへの指示出し用の文章を打ったり。

はたまた、外注さんに依頼している作業をNumbersで一覧にして進捗を管理したり、外注さんから受け取ったWordファイルをPagesで開いて、確認・編集・修正指示をしています。

時期によっても異なりますが、この用途での使用が今は1番多いかもしれません。

この作業を11インチのiPad Proで行おうとすれば、ブラウザはスマホ表示になり、Numbersは全体を見るために縮小したり、細部の確認や入力をするために拡大するといった作業が増え、途端に作業効率が悪くなります。

また、iPadのホーム画面のアイコンをタップするだけで、すぐに同じ作業の続きを始めやすい点は、Macと比較してもiPadにアドバンテージがあると感じます。

LINEやメッセージの返信用

Macでメインの作業をしながら、LINEやメッセージアプリ、Facebookメッセンジャーアプリ、Slack、メールなどの返信をiPadで行うことも多々あります。

「MacでLINEも返信したらえーやん」となりそうなものですが、LINEやメッセージを受信する度にMacのメインの作業を中断したくないというのが、iPadから返信したい理由の1つ。

さらにMac版のLINEは毎回起動時にQRコード認証をしないと使えないのが地味にストレスなため、iPad版LINEを重宝しています。

「じゃあさ、iPhoneで返信したらえーやん」となりそうですし実際そうなんですが、僕は親指が腱鞘炎気味。LINEの送信・返信は可能なものなら、出来るだけフリック入力ではなく、iPadのキーボードからしたいんですね。

ちなみにiPhoneをBluetoothキーボードに繋いでLINEなどの返信をする方法も試した事がありますが、ふとiPhone単体でフリック入力したいときに、一度iPhoneの「設定」から「Bluetooth」画面を開き、ペアリングしているBluetoothキーボードを「接続解除」する…という手順を踏むのがめんどくさすぎるので、それも選択肢からは消えて行きました。

こうしてサブディスプレイ兼、LINE他メッセージツールの返信端末として、僕の中でiPad Pro 12.9インチの用途が確立されつつあります。

この用途であれば11インチのiPad ProでももちろんOKなんですが、結局Split ViewでLINEとブラウザをストレスなく使いやすいのは12.9インチかな、と考えています。(Split Viewでブラウザを開いた際に、ブラウザがWebサイトの「PC表示」を維持した状態で、画面を広々と使える場合が多いのは12.9インチのiPad Proの方になる)

LightroomでRAW現像

iPad Proは2018年モデルから、USB-Cポートを採用。純正「ファイル」アプリの恩恵もあり、SDカードから直接iPad Pro本体にRAWファイルを取り込めるようになりました。(Mac用のUSB-C変換アダプタを購入していれば、その資産もそのまま活用できる)

2018年モデルのiPad Proは、下手すればMacBook Proを上回るぐらいの処理性能を持っているため、RAW現像やレタッチ作業をするのにはかなり向いています。

実際数十枚の写真をRAW現像・レタッチする用途でiPad Pro 12.9インチを使ってみましたが、性能のそれほど高くないノート型Macのようにファンが回り出し動作が重くなることもなく、快適に作業を完了できました。

これは完全に僕の推測ですが、LightroomなりiOSなりが最適化されていて、iPad Proはノート型Macよりも現像・レタッチなどが得意なのかも…?

また、レタッチで細かいホコリを消すときなどは、画面が大きい12.9インチモデルに明らかに優位性があるでしょう。

画面が小さいiPadを選ぶと、拡大しないと分からない→ホコリを見逃す→現像した後気づいてやり直して二度手間になったり、先方に指摘されるまでずっと気付けない…。なんていうリスク・恐怖があります。

初めからある程度シビアなRAW現像をiPadでやりたい方は、12.9インチ一択かなと思います。

Procreateを使ったイラスト作成

Procreateでレイヤーを多用するようなイラストを作成するなら、個人的には12.9インチモデルは必須です。2018年モデルの12.9インチモデルはほぼA4サイズに近いため、僕の場合には大きすぎず小さすぎずでベストサイズ。

逆にこれより小さい9.7インチや10.5インチでは、描画する領域が小さすぎてイラスト制作する用途では支障が出ると感じます。

ペーパーライクフィルムを貼って、お絵描き端末としてもより快適に

ちなみに僕はiPad Pro 12.9インチの画面には、ペーパーライクフィルムを貼っています。

裸のiPadの画面のままだとApple Pencilの線が滑ってしまうような感覚があるので、ペーパーライクフィルムは必須。タッチ操作の操作性を下げずに描画がしやすくなるため、かなりお気に入り。

但しペーパーライクフィルムにはデメリットも。

それは、ペーパーライクフィルム表面には微妙な凹凸があるため、LightroomでのRaw現像・写真の補正のときに、除去したい写真内のノイズやホコリが、フィルム自体の凹凸と見分けがつきにくい時があることです。

ペーパーライクフィルムを装着してiPadでホコリ除去まででやろうとすると、少し作業効率が悪くなるときがあります。

僕は画面を一生懸命物理レタッチして(クロスで拭いて)頑張ろうと思いますがw、お絵描き・イラスト制作用途とRAW現像・レタッチ用途のiPadは、理想を言えば別々のほうが良いのかもしれません。

2人〜4人規模での情報共有

WebサイトやPinterestといったコンテンツを表示して何人かでイメージや情報を共有したり、参考資料として雑誌やPDFを複数人で確認する際にも、大画面のiPad Pro 12.9インチが活きます。

11インチでもこの用途に使うことは可能ですが、細かいところを拡大して表示する手間は増えるでしょう。

iPad Pro 12.9インチは、大画面といってもほぼA4サイズのため、ビジネス利用であればむしろこれが必要最低サイズなのかもという気がします。

漫画・電子書籍・動画コンテンツの消費に

漫画・電子書籍コンテンツの視聴や、Amazon Prime Videoといった動画コンテンツを視聴するのに、12.9インチのiPad Proは最高の相棒。

動画視聴は言わずもがなですが、漫画や電子書籍コンテンツの視聴に関して、11インチのiPad Proでは、ルビや小さい文字は拡大しないと見えなかったりするため、12.9インチの大画面が活きると感じます。

漫画や雑誌が大好きな僕としては、大好きな作品・雑誌をストレスなく読めるのは重要なポイント。読書時はSmart Keyboard Folioを外して抱えて持ったりしますが、第2世代までの12.9インチ iPad Proよりも軽く、小さく持ちやすいサイズになっているため疲れにくいのが嬉しいです。

おまけ:iOS 12の日本語入力バグに、不満もある

iPad 12.9インチ最高とは言いつつも、iPad用のiOS 12.3.1では主に日本語のテキスト入力周りで、不満点があるのも事実です。

今秋のiPad OSで解決していたら嬉しいけど、それ以前に対応してもらえると本当に助かるなぁ。

※Appleにはぜひ対応してもらいたいので、ここで叫んでおきますw。同じ不満を抱えている読者さんがいたら、ぜひシェアしてAppleに届けてくださいw

enterボタンを押した際に、日本語の変換が確定されずに改行だけされる

これは長文をタイプしていると、地味にストレス。

例えば「こんにちは。」と入力す際に、まず『「』をキーボードで入力。

僕は確定するために間髪入れずにenterキーを押すのですが、enterキーを押すのが早すぎると『「』が確定されずキャンセル、enterキーだけが反映され、結果的に改行されてしまうという現象が起きています。

この挙動は『「』に限らず、『が』とか『、』とか『。』といった、広く別の言葉を入力したときでも再現されているため、Appleには一刻も早く対応してほしいところです。

初出の変換候補が少なかったり、横に表示されて辛い

iPadでは上位の変換候補がまず少しだけ横に表示され、変換候補のポップアップ1番右の下矢印ボタンを、タップしたりキーボード選択してenterを押すことで、残りの候補が全て表示されます。

これ、初めから出来るだけ多く変換候補表示してくれたらいいのに。今の仕様だと、どうにも効率が悪いんですよね。

あと、変換候補が横に表示されるんだけど、縦にしてほしい。Macでは変換候補はデフォルトで縦に表示されるので、これと合わせてくれたらみんな幸せになれると思うのです。

ローマ字変換が優先表示されるときがある

パソコンでいうCaps LockがONになっている状態だと、iOS 12ではローマ字変換された文字が、変換候補の1番先頭に来てしまう仕様になっているようです。

たとえば「表示」と入力して変換したいとします。iPadのCaps LockがONになっていると、ここで「HYOUJI」という変換候補が1番先頭に来てしまうんですね。

解決方法は、「Caps Lockキー」+「Control」キー。何回か押さないと、反映されない場合があります。

これでローマ字変換が優先される状況は一応解決しますが、そもそも誰も望んでいない仕様な気がするので、やはり改善を希望。

そもそも変換候補のポップアップ表示そのものが、されなくなるときがある

変換したいのに、この変換候補が全く出てこなくなるときがあります。こうなると日本語のテキスト入力作業はお手上げ。

しばらく放っておいたり、アプリを落として再起動したりすると直ることがあります。

再現頻度は上述の改行だけされる問題に比べれば遥かに少ないですが、それでも2日iPadでテキスト入力作業をすれば遭遇しているので、やはりAppleには一刻も早いバグ対応をしてもらいたいところです。

controlキーを使ったカーソル移動・文字入力のショートトカットが中途半端

バグというわけではないのでしょうが、これもMacと同じにしてほしいです。

Macではcontrol+キーボードのFを押すとキー入力位置が前に進み、control+Bで戻る、ほかにもさまざまなカーソル移動・キー入力用のショートカットが存在しています。

iPadでもこの操作は一部存在していますが、例えばcontrol+Kでカタカナ一発変換、control+Nで下にカーソル移動、control+Pで上にカーソル移動、といったショートカットは採用されていません。

これがあるだけで、かなりテキスト入力の快適さが変わります。Appleさん、はよ。

なんだかんだ言っても、12.9インチのiPad Proが好き

iOS 12のテキスト入力のバグにこそ悩まされてはいるものの、それでもiPad Pro 12.9インチは最高です。

iPad Pro 12.9インチを使い始めてからノート型Macを持ち歩くことが激減しました。

テキスト入力に集中でき、イラストを描け、簡単なバナーくらいのデザイン画像が作れ、LightroomでのRAW現像、LINE、メール、ブラウジング、Amazon Prime Videoに電子書籍・漫画視聴も捗る…。

言ってみたら「A4サイズの石板」なのに、大体なんでも出来てしまう。暮らしを変えてしまう。これがiPadの魅力なんだろうな〜と思いますw